日本犬とは
日本犬は、我が国の在来犬種として、古い歴史を有し、狩猟犬として、また家庭犬として飼育されてきました。
昭和6年から12年にかけて「日本に特有の畜養動物」として国の天然記念物に指定されています。
その起源や形については、縄文時代の遺跡から出土する犬骨や古墳時代の埴輪等からおぼろげには推考できますが、
原始的なその形態を損なうことなく、長い時代を経て現在に至りました。
この生きた文化遺産ともいえる日本犬の種類は、6犬種が保存され、日本中のあらゆる地域で飼育されるようになり、日本人の生活の中に定着しています。 ※日本犬保存会ウェブサイトより引用
また、川上犬、薩摩犬、美濃柴犬、琉球犬といった日本犬の保存活動も行われております。
1937年6月に国の天然記念物に指定されました。
当初は「土佐犬」という名前でしたが
「土佐闘犬」と混同されるために 「四国犬」となった経緯があります。
「カミソリの四国」ともいわれます。
日本犬で唯一の大型犬です。
1931年7月に国の天然記念物に指定されました。 忠犬ハチ公は有名ですね。
元々は中型のマタギ犬でしたが闘犬ブームで大型化し、日本犬で唯一の大型犬です。
1936年12月に国の天然記念物に指定されました。
日本で一番有名な日本犬です。
日本犬といえば柴犬を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
日本犬の中では唯一の小型犬です。
1934年5月に国の天然記念物に指定されました。
紀伊半島で猟犬として活躍していました。
質実剛健とよぶにふさわしい風貌をしています。
「ナタの紀州」ともいわれます。
1934年1月に国の天然記念物に指定されました。
南アルプスの地域の地犬です。
毛色は独特の虎毛。 とても野性的な外見です。
漫画「流れ星 銀」では甲斐三兄弟で有名です。
1937年12月に国の天然記念物に指定されました。 カイ君でとても有名になりました。
毛色は白と思われがちですが、実は赤毛が多い犬種です。
羆などを相手にする獣猟犬です。